めいどいんぢゃぱん「写真屋」 〜Ver.3 96/02/25〜

眉毛の秘密☆うふっ

って、PhotoShopの手抜き講座です〜
しくしく、テクニックと銘打てない事が情けないっす(T-T
どうやったら楽に速く描けるか探すのが生き甲斐なんで(;_;テヘッ



1.主線用レイヤーの作成

下絵を描きます。
眉毛はシャーペンでトレースした物を原画に使ってます。
スキャナーで取り込みます。
取り込んだ状態は白地に黒い線になってますね。
「モード」−「RGBカラー」にして編集可能な状態にしましょう。

ひとまず線の濃度を調整します。
「イメージ」−「色調補正」−「レベル補正」で調整。
黒、グレー、白の「△」を適当にいじくると、どういう風になるかわかると思います。
 #シャーペン、または鉛筆の線は、中心が濃く外側が薄いので、この特性を利用
 #すると線の太さがある程度調整できます。
この時、白の「△」を少し左に動かすと濃度の薄いゴミがあらかた取れてしまします。
次に、線のはみ出ているところ、残っているゴミなどを修正します。

で、この線はアンエリかかっているんで、これをそのまま使わない手はないですね。
ここで結構苦労している人がいるようですが、「レイヤー描画モード」を「乗算」に
するだけでOKです。
 #アンエリ=アンチエリアシングっす。



2.塗り用レイヤーの作成

もう一枚レイヤーを開きます。

レイヤーワークは、
 ・主線用レイヤー(表示)(描画モード:乗算)
 ・塗り用レイヤー(表示)(選択)

試しに「塗り用レイヤー」に太いエアブラシでも使って色を付けてみましょう。
あら、びっくり。
主線が黒く残ったまま色が塗れてしまいます。
これが「主線用レイヤー」を「描画モード:乗算」にした理由です。
当然、主線とは別レイヤーに塗っているわけで、主線のアンエリの掛かった線は
そのままにして塗り塗りできます。
これで塗り用のレイヤーは準備完了っす。
塗る時はレイヤーを間違えないように〜



3.範囲選択用レイヤーの作成

PhotoShopで何が面倒くさいかというと範囲の選択ですね。
で、ひとまづ「添付CG:sentaku.gif」を見て下さい。
このCGはmayu_57.lzh(裸エプロンなルリルリ)を描くときに使った「範囲選択用」の
レイヤーっす。(原寸)
試しにカチューシャのところを「自動範囲選択ツール」でクリックしてみましょう。
カチャーシャ全体が1クリックで選択されているはずです。
髪や、顔の肌色部分も同様です。
こんな感じでパーツごとに選択しやすいように加工しておくと楽チンです。

作り方は、もう一枚レイヤーを開いて「主線用レイヤー」をコピーし、
「階調補正」−「二階調化」で白黒2値にします。
後は、ルーペで拡大しながら線の繋がりをいぢくっていきます。
これだけで1時間くらいかかるけど、後で楽なんで。

レイヤーワークは、
 ・範囲選択用用レイヤー(非表示)
 ・主線用レイヤー(表示)(描画モード:乗算)
 ・塗り用レイヤー(表示)

このレイヤーは普段「非表示」にしているのでどこに置いても構いません。
で、「範囲選択用レイヤー」で範囲指定。
これだけでは主線と塗ったところの間に隙間が出来る時があるので、
「選択範囲」−「選択範囲の変更」−「拡張」で、1pixel程度範囲を広げてやります。
そうすっと、選択範囲を示すアリンコ(笑)が線の中心くらいになりますね。
で、「塗り用レイヤー」に移動して太いエアブラシでも使って、てきとーに塗りたくり
ましょう。

この方法だと、髪の毛の尖っている部分などが苦手で塗り残しが出来たりします。
最終的な修正で、「指先ツール」などを使って直してやりましょう。

後で、何度も使うような選択範囲で、選択に手間がかかるものなどは「チャンネル」に
登録しておきましょう。
範囲を選択している状態で「チャンネルパレット」を出してパレットウィンドウの
下の方に付いている3つのアイコンのうち、一番左側(□に○が入っているアイコン)
をクリックすればOKです。
ここに登録しておくと「選択範囲」−「選択範囲の選択」で呼び出せます。



4.塗り

けんきゅーちゅうっす〜
最近はアニメ塗りの見栄えの良さと、グラデーション多用の「フルカラーだ。なんか
お得に見えるぞ(笑)」塗りを、うまく合わせる練習をしてます(^^;
楽な方法があったら教えて〜



5.主線の色を変える

主線が黒ばっかりだと味気ないですね。
境界の色に合わせて適当に色を変えます。
後戻りが効かないところ何で一旦画像を保存しておきましょう。
「主線用レイヤー」を選択します。
面倒なんで範囲てきとーに選択して、「イメージ」−「色調補正」ー「レベル補正」
それと「イメージ」−「レベル補正」−「カラーバランス」でサクサク変えていきます。
細かいところは「エアブラシ」を「比較(明)」にして変えていきます。
白黒多階調の主線が「添付CG:syusen.gif」のようになりました。
 #減色かけてます。
口の形がmayu_57.jpgと違うのはご愛敬(^^;



6.仕上げ

塗り残し・はみ出た所を「指先ツール」を使って直していきます。
たぶんコレが一番楽。
で、一旦、画像を保存して画像の統合。
「範囲選択用レイヤー」は破棄します。
縦横1/2程度に縮小して保存して出来上がりです。
最後に縮小かけるとアラが隠れてくれます(^^;



7.まとめ

ひとまず、いつでも同様に範囲を選択できるので、塗り用のレイヤーを何枚も開く
必要がないです。
基本は、
 ・範囲選択用レイヤー(非表示)
 ・主線用レイヤー(表示)(描画モード:乗算)
 ・塗り用レイヤー(表示)
の3レイヤー。
背景用、「ハイライト・乳首・汁」用(笑)に追加で何枚か開いたりします。
レイヤー少ないと、省メモリーな訳でサクサク描けます。
眉毛だと、1枚当たりにに掛かる時間は手抜きの時で1時間、通常3時間、鼻血出る
ほど気合い入れた時で5時間くらいです。
(たいてい人物1人のみだし^^;)

てな訳で、文字ばっかでわかり辛いかもしれないけど、こんな感じで描いてますって
事で。
なるべくマニュアル通りの記述で書いたつもりなんで、ヘルプでも見ながら試して
おくんなまし。

もっと楽な方法があるぞって人は教えてね(^^)/
範囲選択がもっと楽になれば良いんですけどね(;_;






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