数ヶ月が経つ。

「……はぁ……ぁぁぁ……」
 人形は熱い吐息を吐き出す。淫猥な粘質音が地下室の空気をねっとりした物に変える。人形は夢中になって腰を使い続けた。
 

 

 

 
「気持ち良いか?」
「……ぁーーーぁ。」
「くくく……喜んでいるみたいだな。」
 人形は肉欲を貪る。

 ビクッ!!
 人形の背筋が大きく跳ねた。
「……ぁ……う……んーーーーー!!」
 人形は何度目かの絶頂を迎えた。
 グチュ……ヌチュ……ビチュ……
 人形はそれでも腰の動きを止めない。

 人形は肉欲におぼれる。
 人形は肉欲に支配される。
 肉欲しか求めない格好の性玩具として成長してくれた。

「…ぁ……ぅ……」
 ぽっかり空いた口の両端からよだれが糸を紡ぐ。口は、ただ開いているだけだったが、私には笑っているように思えた。

 深淵のような瞳……そこに映る男は卑しい笑みを浮かべていた。
 

 
 



ENDING「性奴隷」


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