ミルクのような人形の体臭が女の匂いに変わる。私は愛液の泉となった性器に舌を差し入れた。
 クチュ……チュピッ……
 複雑な起伏を舌でなぞった。クリトリスを覆う、ぷっくらとした包皮をめくり上げるようにして、中に隠れた肉芽をコロコロと転がす。淫猥な水音が薄暗い地下室に反響する。その音に合わせて、熱を帯びた呼吸音と、人形の白い腹が上下していた。

「くく……随分乱れているようだな。」
「……」
 人形は答えない。ただこちらを向いているだけだった。
「これが欲しいか?」
「……」
 人形は答えない。私は欲望の塊となった肉棒を、人形の性器にすりつける。
 

 

 

 
 ピチュ…ジュプ……
 液音を立てて、それは人形の中に沈んでいく。うねうねとした締め付けを感じながら、私は人形の一番深いところにたどり着いた。

「もう痛みは感じないようだな。」
「……」
 人形は答えない。呼吸は幾分荒くなったものの、規則正しいリズムを刻んでいた。

 私は繋がったままの小柄な人形を、軽々と膝の上に載せた。人形は力なく私にもたれかかる。子供におしっこをさせるように脚を抱え、私は人形を下から貪り喰らう。

 ズチュ……クチュ……ヌチュ……
 溢れる液体は、私の下半身を濡らし、太腿を濡らし、そして床に滴った。人形は上下に揺れる。それに合わせて小さな頭もカクカクと揺れる。絹糸のような髪の毛がふわふわと宙を舞った。

「……ぁ……ぅ……ぁぅ……」
 人形は水音に掻き消されるほど小さな声で嗚咽をこぼした。可愛らしい唇に唾液が滴り、糸を紡いでいた。私を喰わえこんだ蜜壺がピクピクと不規則なリズムを刻む。
 一番深いところを突き上げた時、人形の背筋がビクッとしなった。

「……んー!!…………んん……ぅ!!!」
 言葉にならない嗚咽を吐き出し、人形は絶頂を迎えた。
 果てた直後の激しい脈動が私を包みこむ。私はその中をいっそう激しく貪った。しびれるような感覚が背骨を駆け上がる。

「くっ!」
 ドクン!!……ドクン!ドクドク……
 私は人形の一番深いところに欲望のマグマをぶちまけた。
 

 
 


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