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(2021/03/15)
★世界が全面的にEVにシフトした理由
電池は爆発する危険。寒いと使えん。全固体電池こそが本命。
そんな辺りで情報が止まっている人のなんと多いことか。
(チコちゃんのナレーション風)

1〜2年後には補助金込みで同車格のガソリン車と
同じくらいの価格のEVが出てくるだろう。
維持費は言うまでもなくEVが得。(ガソリン車比半額くらいらしい)
安いからEVを選ぶという時代が目前に迫っている。
その理由が 「LFP電池」 これだけでも憶えて帰って下さい。

LFP電池はリチウムイオン電池の一種で正極材に
リン酸鉄を使ったもの。特徴としては、
長所:安い、安全、長寿命、寒くても使える。
短所:エネルギー密度が低い。
従来のリチウムイオン電池の弱点と言われて来た箇所の
ほとんどを解消して短所は少ない。
もう少し細かく特徴を。

●価格
従来のリチウムイオン電池の半額以下と言われている。
テスラが急に156万円値下げなんてニュースがあったでしょ?
このバッテリーに変えたから。
高価なコバルトやニッケルを使っていないのが安価な理由。

安全性
電池内部でショートしても発火・爆発の心配はない。
そもそも発火・爆発するのはコバルトやマンガンを使っている
リチウムイオン電池の特徴で、リチウムイオン電池だったら
なんでもかんでも発火・爆発するというのが良くある勘違い。

寿命
100万マイル(160万km)とも、適正に使えば200万マイル
(320万km)とも言われている。

寒冷地
-20℃くらいでも使えるらしいんだけど、性能は低下するので
LFPに限らずヒーター付きが当たり前になっていくでしょう。
立ち往生時の暖房についても、条件によっては圧倒的にEVがいい
らしいのですが、その前にハクキンカイロでも備蓄しておきましょう。

●エネルギー密度
唯一の欠点と言えるのがこれが小さい事。
従来のリチウムイオン電池と同容量にするには何割か大きく
重たくなってしまう。
それを中国CATL社は「Cell-to-Pack」という技術で改良。
従来の「セル→モジュール→パッケージ」という構造を
「セル→パッケージ」と省略して、サイズ、重量、そして
生産コストを減らした。
テスラモデル3がLFPに変わったのが2020年12月でいいのかな?
だとするとカタログスペックで車重:1610kg→1625kg、
走行距離:409→430km。
ちょっと重くなったが距離伸びているし、弱点完全解消と
言ってしまっていいだろう。

●以上がLFP電池の特徴
そんなわけで普及価格帯のEV用電池としては
ゲームチェンジャー が登場した。
(サイレント修正前は赤文字太文字で「ゲームチャンジャー」と
 ドヤッっていたことをお詫びしますw)


●全固体電池、全樹脂電池は?
(※正確にはコバルトやニッケルを使っている大容量狙いの
 リチウムイオン系の全固体電池、全樹脂電池。で、もちろん二次電池。
 全固体ナトリウムイオン電池なんてのもあるし一応注釈)
LFP電池からどれだけのメリットがある?
エネルギー密度の点だけだよね。
製造コストでは量産体制が整ったところでLFP電池の
倍くらいの価格になると思う。
普及価格帯のEV用としては既に見込みなしだろう。
ハイパフォーマンスカーや潜水艦や人工衛星なんかで
需要はあるとは思うけど。

●ジャパン電池?
官民ガー、30社ガー、1兆円ガー。
メモリー、液晶に続け! 国が絡むと不安しかないw
今、一番重要なのはLFP電池で中国に追いつくこと。
コバルト、ニッケル不使用の電池に限るとか条件を付けるべき。
LFP電池をベースに三洋化成工業の全樹脂電池・バイポーラ
構造は応用できないだろうか?
もう一つ気になっている技術が、岡山大のナトリウム
イオン電池の負極の改良。応用できないかな?
ナトリウムイオン電池そのものにも期待している。
まぁ、ぶっちゃけ世界から2年くらいEVで出遅れるトヨタの
救済なんだろうけどね。
安価安全なLFP電池を相手に、高価危険な従来の電池で
どう挑むのか? 無理ゲーすぎる。

●日本の自動車産業オワタ
ってことはないと思う。
長寿命な電池が出てきた今後、長寿命な車体が求められるだろう。
長年車を作って来た経験こそ重要。
長寿になる分、売上は落ちるかも知れんけどw
まぁ自動運転にシンギュラリティ。
この先はどうなるかわからん。
個人的な30年後くらいの予想は、個人所有は小型モビリティに
なって今の乗用車サイズはシェアに置き換わってる。

EVのコモディティ化とかマグナ・シュタイア(自動車の
受託生産メーカー、自動車版のTSMCみたいな会社)の様な
存在を心配していたけどappleのパートナー選びの難航を
見ているとスマホの様にはならんかな。
修理が必要な時にディーラーがあっちこっちにないと心配だもの。

それと内燃エンジン車も生き残るよ。
「e-fuel」でぐぐれ。

●トヨタの全固体電池オワタ
って事もないと思う。
コスト度外視で安価な価格を付ければいい。
長寿命なんだから回収して再利用込みで元を取ればいい。
(まぁこれはLFP電池でもできるけど)
EVが増えるほど再エネ発電と共に定置用蓄電器の需要が
増えるだろう。EV後の再利用にちょうどいい。
外販するつもりのところは狭い需要の取り合いになるだろうけど
内製ならば売り方次第だろう。
……だが、水素は正直消えたと思う。

●最後に
当方、ハイテク株でいい会社ないかなーとぐぐっただけの
単なるド素人につき間違えは多々あると思うので
興味のある人は調べ直して下さい。
で、買うべき株は既に上がりまくっていて完全に出遅れた感orz

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