(2002/12/15) ★戯れ言 ン十年後のネットの俺予想。つーか妄想。 長い割にオチは「無理そうだな」です(^^; 暇な方だけどうぞ(^^; 各家庭からPCはなくなり、テレビにオマケのように付けられた端末を通し、ネットワーク先のバーチャルPCをリモートコントロールして、バーチャルPCのHDDにデータを貯蓄……って感じになる。 で、CPUやメモリーやHDDの使用量に応じて課金が掛かるシステム。 全ての演算はサーバーで行われ、各家庭の端末には処理結果画面のリアルタイム映像だけ送られる。 各家庭の端末は、適当な解像度のモニター装置に、USBのような汎用コネクターとWANポートが付いただけの物。 スペック的には60fps程度で表示できる程度で十分と言う事になる。 放送も地上波デジタルBSデジタルCSデジタルなど、分裂しまくっている物が、ブロードバンド放送に集約される。 プロバイダに契約するような感じで、バーチャルPCを契約するようになる。 ユーザーが見る画面や操作性は現状と変わらず。 違うのは可搬メディアの必要が無くなっている事。 ソフトは全てオンライン購入し、可搬メディアを通さず、バーチャルPCにインストールする。 ユーザーがCPUを買い換えたりメモリーを買い足したりする必要はなく、必要に応じて借りるようになる。 全てのプログラムは分散処理に最適化され、必要に応じてCPUパワーを提供してくれるって感じで。 バーチャルPC内のHDDは、共通のデータはバーチャルPCに置くまでもなくリンクのみで済むので、それほど容量を喰わなくなると思う。 ランタイムを探してきたり、アップデートするまでもなく、メーカーのサーバの1ファイルを書き換えれば済んでしまう。 今のOSやアプリで容量取られている領域が、設定ファイルのみって感じに。 すると容量喰うのは作業領域とデータ貯蓄。 頻繁に書き変わる作業領域は速度が必要だけど、データ領域は速度が必要ない場合が多いし、高速HDDと低速HDDで2つの料金体系になるかな。 低速HDDの方は、ユーザーからの見た目はHDDでも、サーバー側では光ディスクなどに待避しているって感じ。 オプトウェアの1TB光ディスクが出れば、速度面でも問題なさげですが。 また著作権物の管理は、バーチャルPCを管理するサーバでできるので、完璧に保護できるようになる。 著作権情報の書き換えを禁じて、購入した市販物の加工は出来ても再配布は出来ないって感じに。 ソフトウエアを配布する手段であったメディアが必要なくなるので、市販物についてはバックアップの必要が無くなる。 音楽、動画なんかも、メディアに入れる形態では無くなり、メーカーから視聴権を買って、いつでも見られるような状態に。 ビデオデッキなどの記録機器がなくても、いつでも好きな番組が見られる。 メディアにコピープロテクトを掛けたり、放送にスクランブルを掛けたり、アプリケーションにシリアルナンバー付けたところで、各家庭に入った時点で著作権の管理能力を失います。(スクランブルの抜け道があるかは知らないですが) 著作権の保護を考えた場合、一カ所に集約し、外に漏らさないように管理するのが唯一の手段だと思います。 元々はお蔵入りした小説ネタの未来設定みたいな感じだったのですが、著作権の保護の面が市場(メーカー側)の動く理由になるんじゃないかと思った訳で、「予想」って事にしてみたのが、これを書いている経緯だったりします(^^; まぁ、ややこしくなったので流れを追って書いてみます。 イメージつかみやすいように実在の会社名とかを使いますが、妄想って事で(^^; まずはテレビを買ってくる。 電源コンセントとWANにつないで準備完了。 WANはBフレッツ契約なの、NTTに料金を支払う。 この状態で、テレビにはNHKとCM付きの民放が垂れ流している放送、各種サービスの窓口画面が映ります。 テレビには取り外し可能なICカードが付いていて、このカードに購入情報などが書き込まれていきます。 アニオタとしてアニメ専用チャンネルに契約しよう。 アニメと言ったらネットAT-Xだ。 月代わりの指定タイトルだったら、いつでも見られるぞ。 しかし、一番見たかったプリティ☆サミーはしばらく放映予定にないではないか。 よし、ネットTSUTAYAに行こう。 これで、レンタル期間の1週間は見放題だ。 やはり、プリティ☆サミーは良いな。 いつでも見られるようにAICで視聴権を買っておこう。 これで、いつでも見られるように。 ゲームはバーチャルPS3に契約。 面白そうなゲームが少ないし日割り払いのコースでいいや。 電気屋行ってJOYPADは買ってこないと。 ゲームはドラゴンファンタジーIIのプレイ権をスク○ェアエニッ○スでオンライン購入。 ムービーばかりでつまらんな。 中古ゲーム屋にプレイ権を売っちゃおう。 インターネットがしたいから、プロバイダ契約。 web見てメールするくらいだったら、バーチャルPC契約しなくても、端末の性能のみで十分。 やっぱり、HP作りたいな。 バーチャルPC契約して、CG描いてHPで公開しよう。 スキャナーとタブレットは電気屋行って買ってこないとな。 動画編集ソフトが入っている、ソニーのバーチャルVAIOにしよう。 Windows、CPU1500+、作業用HDD20GB、データ貯蔵用HDD20GBの固定料金のコース。メモリーだけは追加料金払って2GBにしておこう。 ついでに、撮り貯めたビデオカメラのHDD(メディアはHDDになっていると想定)が一杯だ。 DivX6にエンコードして、データ用HDDに圧縮して貯めておこう。 まずは、カメラと端末をUSB接続して、データ転送。 ガーン。作業用HDDに入りきらない……日割り払いで今日だけ60GBにしよう。 CPUが遅い……日割払いで今日だけ100000+にしよう。 おおっ、実時間の1/25でエンコード完了だ。700MBに圧縮した動画ファイルをデータ用HDDに移しておこう。 ついでに購入したアニメをエンコして友達に送ろう。 むむ、エンコは出来たけど、「著作権保護のため配布は出来ません」とエラーが出た。 レンタルしたアニメはどうかな? 「著作権保護のため編集は出来ません」とエラーが出てエンコもできん。 きっと中○や韓○のHPにクラックツールがあるだろう。 むむ、「通報しますた」とエラーが出てDLできん……ガクガクブルブルブル。 ……と、こんな感じでしょうか。 放送(映像配信)は以下の形態になると思います。 ・垂れ流し放送(現行放送のポジション) ・垂れ流し映像を1ヶ月程度プールして置いていつでも見られるサービス(現在のビデオ予約的ポジション) ・決められたタイトルのみの垂れ流し(現在の有料放送ポジション) ・決められたタイトルのみの、1ヶ月程度の期間限定でいつでも見られる(現在の有料放送ポジション+ビデオ) ・全てのタイトルから1週間程度の期間内なら何度も再生可能なサービス(現在のレンタルビデオ) ・全てのタイトルから永久の視聴権を購入(メーカー直販) ・タイムシフトサービス レンタル屋の存在がなくても、メーカーが管理できそうな気も。 全てメーカー直販、メーカー直レンタルになると、問屋や小売店が潰れまくりそうな(^^; 書いてみると、バーチャルPCが主軸になる訳でなく、1サービスって感じ。 デジタルって言っても、結局の所、最終的に人間に届くのは映像と音声しかないので、それらを送信できれば、どんなサービスもバーチャル化できると思います。 逆に言えば、送信できる映像と音声にするまでを、全て外部に任せるって事です。 家庭用端末は安上がりに済むので、普及も速いかと。 また、1端末を持っていれば様々なサービスが受けれるので、今で例を挙げると、BSデジタル見たいけどアンテナとチューナーは高価だし、設置するのが面倒だなーなんて人も、気軽にサービスを受けられます。 PCメーカーが主体になっても成功しないだろうし、まずは放送業界が動いてくれるのが良いと思うのですが。 しばらくは、TV買って、高いBS/CSデジタルチューナーとアンテナ買って、ビデオ機器買って、そのうち地上波デジタルチューナーを買わされて、ビデオデッキ類買い直しになって……と、お財布と日本の狭い住宅事情と資源問題にもゴミ問題にも優しくない状況が続きそうです(;´Д`) それと、せっかくデジタル放送になったのだから、全てプログレッシブの可変fpsの動画形式にするべき。 DVD-VIDEOでそうなるべきだったと思うのですが。 映画なんかは24fpsプログレッシブで記録されているらしいのですが、他の物のほとんどはインターレース変換してあるデータですよね。 プログレッシブソースの物をインターレース表示するのは楽ですが、インターレース変換したデータを完璧に元に戻すのは不可能です。 プログレッシブ対応DVDプレイヤーなんて本末転倒、愚の骨頂。 ハナっからプログレッシブソースを入れておけばいいのです。 しかも、DVD-VIDEOってビットレート足りてないと思うし、アニメだと1枚に1,2話しか入っていないのでメディアの入れ代えが面倒だし、枚数かさんで置き場に困りそうだし。 Blu-rayも容量少ないし、いらねー。 って言うか、いくらメディアの容量が増えても、アニメ1,2話は変わらないと思うし(;´Д`) DVDってユーザーにとってもメーカーにとっても、将来、過去の汚点と言われるメディアになっていると思うんですけどね……って愚痴になっているし。 著作権保護は破られまくっているし、早いところ対策しないと、将来にワレ物を増やすだけかと。 さておき、実現にはネットワークの帯域とソフトウェアが最大のガンですかね。 技術革命とコスト革命の両方がないと。 動画の場合はハイビジョン映像がMPEG2で22Mbpsくらいだったはず。 最近の圧縮形式変えれば、1/5くらいに縮まるだろうし……と言うか、いつまでMPEG2を使っているつもりなのかと。 PCだと高解像度、可逆圧縮の画像データで転送する必要があるけど、フレーム数は30fpsあれば大丈夫かな。 なんか、各家庭には100Mbpsくらいでもなんとかなりそうな。 ベストエフォートではなく、最低100Mbpsって事ですが。 現状でも行けそうな物ですが、一部のP2Pソフトを使っているユーザーに帯域占有されてしまう状況らしいですから。ぷら○だけかもしれないけど。 ぷ○らユーザーの鯖にアクセスする時だけ、他の人の半分くらいしか速度が出ないんだよな(;´Д`) 幹線の帯域はン十倍にしないといけないと思います。 サーバーのスペックは、CPUのパワーアップよりは分散処理技術の問題でしょう。 アクセスの集中したサーバは、自動的に余裕のあるサーバにクローンサーバーを作って、負荷分散するとか……できそうな物ですけど、屈指のソフトメーカーであるはずのマイクロソフトが、新アップデートを出すたびに重くてDLできねーって状況になっているからなヽ(´∀`)ノ あと、家庭から離れるので、家庭では管理の無理な冷却装置とか、ファンが轟音でも関係ないし、チップベンダーの制限が減るかも。 HDDは速くてでかくて安いに越した事はありませんが、現状でも良さそう。 バックアップメディアは1TB光ディスク待ちかな。 放送データを収録するとなると、メディア容量なんかよりデジタル化作業の方が大変そうな。 垂れ流しの放送って出来るのかな?(^^; アクセスされるって感じになると、集中アクセスを喰らうだろうしな。 出来るとしても、帯域を独立確保した専用線でアクセスポイント間を繋げないとダメかも。 アクセスポイントにパラボラアンテナ建てて、今のCATV会社の役割を担うってのもありかな。衛星は、悪天候に弱いから消えるか。 まぁ、そんな感じで分散処理さえどうにかなれば、ハードウェアのスペックは数でフォローできる(コストはともかく)ので、その数を結びつける帯域と、分散処理をするソフトウェア面が需要だと思います。 以下つらつらと付け足し。 バーチャルPCでCPUとメモリーとHDDとバックアップ機器・メディアの買い換えが無くなる。 もう、DVD-RとかRWとかROMとか将来性とか互換性とか気にしなくてもOK。(ホント、汚点だよな) もうファンがうるさくて眠れないとかはなくなる。 課金次第だと思うのですが、ヘビーユーザーほど幸せになれそうな予感。 月額\2万のサービスとしても年\24万。 CPU、メモリー、M/B、ストレージ、メディア、ケース、電源、ファン……1年でいくらくらい使いましたか? 今年は貧乏のどん底のはずだったのですが、月\2万くらいは楽々使ってるな(^^; バーチャルPCまでは必要がないって人のために、ワープロ・表計算・年賀状印刷ソフトのみとか、用途限定の廉価サービスなんてのもアリかも。 それと、サポートのスタイルも変わるんじゃないかと。 サポートのオペレーターに操作権を開放して、リモートアクセスで直接バーチャルPCをいじって貰うって感じに。 今で言うなら、訪問サポートが当たり前に……有料だろうけど。 ネットで知り合った遠方の方に、リモートで見て貰ったり。 休みの日に上司に「うちのパソコンを見に来てくれないか?」なんてのもオンラインで(w ゲーム機なんかは使用権購入ってのもあり得そうですが、こういう形態になったら従量制課金の方がメーカーにうまみがあると思う。 どんなサービスでも、従量制で始まったとしても、十分ユーザー数が稼げて利潤が出るようになれば、固定料金制に変わっていくと思います。 今のプロバイダや回線業者のように。 テレビ並みに普及してくれればIP電話も本格的に。 全世界が市内料金に……って、これは今でも出来るんだろうけど、電話会社がぼったくっているだけか。 とにかく絵が出る物と音が出る物はなんでもOKなので、新聞とか小説とか漫画とか……ってこの辺はwebでも済んでいるか。 メディア特許料や規格特許料で儲けているメーカーの反対を喰らいそうな。 便利になるほど、職を失う人が増えそうな。 効率が良くなれば無駄な物が減る。 売り手から見れば、無駄な物を売って儲けていた収益が減るって事なので、やっぱ実現は難しいかなって気もしますが(^^; 2003年、誰が望んだのか、約1800億円もの多大な税金を投入した地上波デジタルが始まり、地上波アナログ放送は2011年に終了します。(実現には苦しい気がしますが、そーいう予定です) まぁ、家電業界と癒着している政治家が押し進めているのでしょうが。 テレビ作っているメーカーにしか利益が出ない所に、なんで国が金を出すのか。 どうなるのかな。 BSデジタルはさっぱり普及していない感じですが。 まぁ、BSすらいらないって人がほとんどだろうし、デジタル放送に需要がないとか、チューナが高いせいだとかと原因を絞り込むのは難しいでしょうが、個人的にはテレビにもビデオデッキにもチューナーが内蔵されて便利に、かつ安価にならないと手を出したくないって感じ。 地上波デジタルの方はチューナー内蔵が当たり前になっていくと思うのですが、価格はどうなるのかな。 ちょっと検索してみたら、「携帯にも搭載可能な地上波デジタル放送受信用LSI サンプル価格1万円」なんてのが見付かった。 チューナー内蔵テレビもビデオもデジタルにこだわって高価になりそうな予感ですが、PC用地上波デジタル受信ボードとか、PCのモニターに出力できるチューナー、DA変換してコンポジット出力できるチューナーなんかは安く出て来そうな予感。 安いのならOK。 地上波デジタル楽しみだな〜。 ……あれ? 地上波デジタルの批判を書こうとしていたのですが(^^; ゴーストには悩まされているので(^^; うーん、BSDチューナーくらいの値段になって、普及が遅れると思っていたので、色々ノーチェックでした(^^; MPEG2っぽいですね……いい加減捨ててくれと。 なんかD4 720pって噂。 プログレッシブでも可変fpsを組み合わせてくれないと、インターレースより動きがカクカクすると思うのですが。 まぁ、インターレースソースも残るって事なんでしょうけど(T-T あと、折角デジタルなんだから、NHKにはスクランブル入れて欲しいですよね。 つーか、NHKの存在自体について見直して欲しい。 関連企業でしっかり商売しているのに、受信料取って、しかも税金投入までされているってのは……官僚の天下り御用達企業? 叩けばほこりが出てきそうな予感。 CM入れていいから、受信料なくして税金投入やめろと。 CMないと、長い番組見ている途中にトイレに行けないし。 NHK(地上波\1,345)と、スカパー(\390)の、カトゥーン(\300)とKIDS(\300)とアニマックス(\400)のどっちを選びたいですか?……選択肢がアニオタ専用ですが(^^; 地上波デジタルが安価で見られるようになるのなら、妄想の実現は不可能かな(T-T まぁ、地上波デジタル、全然望まれていないってのが現状だと思うので、延期や立ち消えもあり得ると思うのですが。 そのうちインターネット環境も、ベストエフォート100Mbpsの光回線がただ同然って状況にはなると思うのですが、それ以上に行くには映像配信しかキッカケになるものがないと思うんですよね……。 CSデジタルがブロードバンドに置き換わるって事は、高い可能性であると思うのですが、現状の普及を考えると牽引力にならないだろうな。 BSデジタルの方は宇宙開発方面との癒着や天下りも絡んでいそうなので、なくならないかな。 民放が撤退して、NHKのみになってしまいそうな気もしますが(w そんな訳で、妄想を垂れ流しておしまいって事で(^^; なんか愚痴混ざりになってしまいました(;´Д`) |