「さぁて、今日はいよいよ貫通式だ。」
 私は人形の股間をさすり、目的の穴に指を沈める。膣ではなくアナルだ。アナルはずぶずぶと私の中指を受け入れた。そして中をぐるぐるとかき混ぜる。
「……ぅ……ぁ……」
 人形が小さな嗚咽を漏らす。人形の体内をかき混ぜる指が、中指と薬指の二本に増やされた。

「ふふふ、苦労したからなぁ。」
 細いアナルスティックから段々太い物へ……数日掛けて慣らすという、手間のかかる作業の末に二本の指を受け入れる人形の姿があった。
 指を引き抜く。もちろん汚物は付着していない。グリセリンによる腸内の洗浄に加え、スポンジ状のディルドーを使い念入りに掃除しておいた。その段階で、人形は既に愛液を滴らせていた事を付け加えておこう。調教のたまものである。
 

 

 

 
 獣のポーズに尻を持ち上げ、人形の性器を押し開く。その複雑な構造が曝されるが、人形は恥ずかしがる事もなく相変わらずの無表情であった。
 そこに、既に怒張しているペニスをこすりつけ、愛液を絡め取る。
「まずはこちらから……」
 ズプッ……と粘質性のある水音を立てて、ペニスは人形の膣内に沈んだ。大きなスライドで、何度も何度も人形の一番深いところを叩く。
「…ぅ……ぁぅ……!」
 膣壁がビクビクと脈動を始めた。私はそれを見計らって鬱血した肉棒を引き抜く。秘肉を引っ張りながら、愛液の糸を紡いで私のソレは離れる。
「…ぁ……」
 人形が小さく息をもらす。何で抜くの?……と言いたげに感じた。
「そう、がっつくな。今日はこっちがメインディッシュだ。」
 私は愛液でテカテカに光る肉棒を、人形の小さなつぼみに添えた。人形の尻を開くようにして侵入が始まる。

「………ん……ぅ!」
 人形は苦しげとも切なげとも聞こえる大きな嗚咽がこぼれた。
「むっ……さすがに締まるな!」
 私はぐりぐりと肉棒を押し込む。人形の尻と私の下腹がぶつかる。膣とは違い、奥を突き上げる到達感がなく、空洞と言った感じだ。そこは痛いほどに私を締め付けた。
「よし、動くぞ!」
 私はゆっくりとその中で動き始めた。ゆっくりでないと動けないほどのきつい締め付けだった。

 ズチュゥゥゥ……グチュゥゥゥゥゥゥ……
 重苦しい水音を奏でて、私は人形の体内を貪る。
 クチュ……クチュ……クチュ……
 相反して軽やかな水音。空いている手を使い、クリトリスと膣を同時に責めた。

 ビクン!
「ぁ……………んん……ぅぅぅぅ!!!」
 人形は唸りを挙げ、大きく体を振るわせる。三ヶ所を同時に責められた人形は、たいして時間をかける事もなく絶頂を迎えた。

「んぐっ!!!」
 ドビュ!!ドクン!ドクン!ドクッドクドク……
 きつい締め付けに耐えかねた私は、情けない唸り声を上げて人形の体内に欲望の全てを注ぎ込んだ。
 

 
 


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