「美味しいか?」
「あー」
「まずいのか?」
「あーぅー」
「……」
 人形は、発声を憶えようとしていた。しかし、意味のない単なる発声。相変わらずの無表情であったが、心なしか、私に視線を向ける事が多くなったような気がする。恐怖からか好意からか、そもそもそういう感情があるのかさえわからなかった。

 その瞳の中に苦笑している私が映った。それを見て、私はますます苦笑する。

 さて、次は何を教えよう。
 

 
 

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